個別指導を始める前に、まず今のお子さんの状況をもう一度見直してみましょう。個別指導という学習タイプにも、合う性格のお子さんと合わない性格のお子さんがいます。人と競争することが好きで、競争することで自分のやる気につながる性格のお子さんだと、個別指導ではなく集団学習塾の方が向いています。また、学級委員長やクラブのキャプテンなどを務めるのを得意とするお子さんは、集団のなかで目立つことで力を発揮できるタイプですから、個別指導よりも集団学習塾の方が適していると考えられます。
個別指導を始めようとしたきっかけが、もし「○○さんが通っていてとても良いと言っていたから」「仲の良い○○くんが通っているから」などといった、他人の評判であれば、要注意です。その○○さんに適したものが、あなたのお子さんにも適しているとは限らないからです。また、知人の評判ではなく、世間の評判、つまり大手有名塾だからといっても。全てのお子さんにとって良いのかということは分かりません。評判を気にするよりも、まず何より大切なのは、お子さんのタイプを知り、意見を聞くことなのです。
個別指導を始める前に、お子さんと今の学習状態について話し合う機会をもってください。集団学習塾に通っているお子さんであれば、通学することが目的となり、ただ授業を聞いているだけで勉強した気になっていませんでしょうか?またあまりにも大きな教室だと、先生の目が後ろまで行き届きません。友人とおしゃべりする場が学習塾となっていないでしょうか?
個別指導に現在通っている生徒さんは、始めは集団学習塾に通っていたけれど合わずに移ってきたという人が多いです。大手の進学塾では、かなりたくさんの宿題や課題がでます。それをこなすことで精一杯で、しっかりとした理解をしないままに数をこなすだけの生徒がいます。やはりこういった生徒は、だんだんと授業が進むに連れ、塾の授業についていけなくなり、塾の偏差値が下がっていくのです。こういった状況になってから個別指導にきりかえられる生徒さんも多いのが現状です。
個別指導をお子さんにすすめようと考えているのであれば、その理由を明確にお子さんに説明してあげてください。本当にお子さんのためを思ってのことだということを話し合いで伝えることが、これからのお子さんの学力アップとやる気向上に繋がるのです。お子さんのことを真剣に考え、親子二人三脚で頑張っていくことが必要なのです。